「棚田オーナー稲刈り」「さんがうら稲刈り体験」

昨年、台風の影響で中止となった「稲刈り」
今年も途中で台風が2度襲ってきました。しかしながら稲は強く、
寝てはおりましたが、折れずにずっと耐えてこの日を待っててくれました。

実はこの日未明、九州の東沖を北に向かって進む台風がありました。
関東・東北を中心とした日本の広い範囲で大きな被害をもたらした「台風19号」です。
九州は進路から外れてはいましたが、前日はその広範囲にわたる強風域に入り、
時折強い風が吹く天気でした。

この日はその台風一過であり、晴天に恵まれ、多くの参加者と地元住民の参加で
無事に棚田の稲刈り・掛け干し体験を実施することが出来ました。

台風19号で被災された方のことを考えれば、手放しで喜べる状況ではありませんでしたが、
秋の田舎の風物詩を、都市部と農村部の交流事業として開催できたことは
素直に喜びたいと思います。

地域住民、参加者のみなさんと、日本の棚田百選「松谷棚田」で9枚の水田の
稲刈りと掛け干しの体験をしました。
料理のスタッフや裏方を含めると、96名の参加でした。

秋晴れの天気の中、気持ちの良い汗をかきながら稲刈りをしました。
色んな話をしながら、わいわいと楽しんだ体験。
食事も、地元のお母さんたちが作った田舎料理に舌鼓を打ちながら交流を楽しみました。

おかげさまで予定をしていた場所は全て掛け干しまで終了。
あとは乾燥して、稲漕ぎをしたら念願の新米が出来上がります。

今年も、棚田オーナーや体験参加者の皆さんをはじめ、地元の方たちの
あたたかい支援のおかげで、無事に稲刈りまで終わることが出来ました。
昔から引き継がれてきた稲作の伝統。
今後も次代に繋げていけるように頑張っていきたいと思います。

みなさん、本当にありがとうございました!!


台風一過。素晴らしい天気の中、総勢80名以上で稲刈りを開始しました。

地元の少年野球チーム、球磨・F・ホークスの子供たちも参加してくれました。

稲は倒れてはいましたが、折れずに寝ているだけ。乾いていて刈りやすかったです。

刈り終わった小さなところは、はやくも掛け干し作業が始まりました。

球磨・F・ホークスの子供たちは元気です。早い早い。あっという間に進んでいきます。

掛け干しされた光景は、すっかり秋の風景へ。夏から一気に秋へと変わった錯覚がします。

初めは終わるのか心配でしたが、皆さん手つきも慣れてきて後半はすごいスピードに。

みんなで協力してラストスパート。予定していた分は時間内に終了。万歳!!
 
お煮しめ、野菜のかき揚げ、ヤマメの甘露煮など、田舎の家庭料理がたくさん出ました。
 
いろんな交流が出来た時間。充実のひと時。とても楽しい1日となりました