2012年の6月より始まりました「さんがうら歳時記」です。さんがうらでは四季折々の花が咲き、様々な生き物たちが顔を
のぞかせてくれます。ここでは、そんな田舎ならではの風景や出来事を紹介していきたいと思います。

4月 1日 (火曜日) 新年度、出発!!!!

 とうとう新年度が始まりました!! 平成26年度の幕開けです!!
 正月と、この4月1日は、なんだか特別な感じがしますね。なんかこう、気が引き締まります。

 昨年度は、新たなことに挑戦しながら、試行錯誤を繰り返してきた年度でした。今年度は、それを完成
 形に近づけるように、更なる前進をしていきます。

 やらなくてはいけないことがたくさんあります。そして、やりたいこともたくさんあります。

 今すぐにできること、まだ今はできないこと。それを見極めながら取捨選択して行動しなければなりま
 せん。でも、今はできないことを諦めるつもりは毛頭ありません。いつか必ず実行し、成功させます。

 1月の「歳時記」でも書いたと思うのですが、今年度は面白いことをいっぱいやろうと思っています。
 イベントも大きく変えていきますので楽しみにしていてください。

さて、上の写真ですが、ついにこの季節が到来しました。そう、春の恵み「タケノコ」です。毎年この季節はそうですが、タケノコとのいたちごっこが始まります。採っても採っても、湯掻いても湯掻いても、地面から飛び出すタケノコたち。昨年は相当数のタケノコを成敗してやりました。さて、今年はどれほどの数が出てくるのでしょうか? いざ、尋常に勝負!!

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4月3日 (木曜日) 水仙

 この時期になると咲く「水仙」 当館でも、咲き誇っております。 春の風物詩の一つで、この花が咲く
 となんだかほっとします。日本の気候に合っているせいか、ほっといても毎年同じところから咲きます。
 というよりも、勝手に増殖していきます。

 白や黄色の花を咲かせる水仙。この花が球根植物なのは皆さんご存知だと思います。チューリップと同じ
 ですね。11月の「花いっぱい運動」で松谷棚田に植えているのがチューリップです。でも、チューリップ
 と違うのは、親の球根(親株)から子の球根(子株)が分裂するときの、親株の強さの具合ですね。水仙
 は親株が強く、子株が育っても残ります。だから勝手に増殖し、毎年同じところから出てくるのです。対
 してチューリップは、親株は衰えていきます。球根を掘り返して、分けてやらないといけません。球根の
 年齢も2〜3年と短めです。

 そして、実はこの「水仙」 植物としての科が「ヒガンバナ科」に属しているのです。「ヒガンバナ」と
 聞いてハッとした方も方もいるでしょう。そう、この水仙、毒を持っているのです。

全身に毒があります。決して食べてはいけません。食中毒はもちろん、死ぬこともあります。ニラと間違って食べるなど、この時期には毎年事故が起こっているそうですね。また、水仙の花言葉ですが、これもいろいろとあります。有名なのは、「自己愛」でしょうか。ギリシャ神話のナルキッソスに由来するのは、ご存知の方も多いでしょう。「ナルシスト」の語源になった彼ですね。ま、そんなこんなで、あまり良いイメージのない「水仙」ですが、花は美しく、観賞用としては素晴らしい花です。ゆっくり眺めながら、たまには自己陶酔に浸ってみてはいかがでしょうか。

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4月4日 (金曜日) 松谷棚田 チューリップが満開!!

 昨年11月、松谷棚田保存会主催、球磨村と田舎の体験交流館「さんがうら」が共催で行った、
 「花いっぱいボランティア運動」 その時に植えたチューリップの球根が大きく育ち、今まさに、満開を
 迎えました!!!!

 今年も無事に花咲いたチューリップ。昨年より若干早めの満開です。色とりどりのチューリップの花が、
 棚田を彩っています。棚田をまっすぐ下に向かって歩いて行くと、右に曲がるところから急に眼前が開け
 てチューリップを植えた場所が見えます。

 今日は風が強いのですが、強風に煽られながら、けなげにも、耐え忍びしっかりと立っています。
 花の一生というものは、他の動植物と比べても短いものです。特に花が咲いてから散るまでの間はあっと
 いう間で、儚さすら感じます。ですが、それだからこそ、美しさが際立つのではないでしょうか。

 花としての短い生涯を懸命に生きるその姿には、心打たれるものがあります。

今日は、実は書きたいネタがたくさんありました。アレやらコレやら、面白いネタがたくさんありました。でも、今日はやっぱりこれです。久しぶりにシリアス文章を書けるこれです。昨年も紹介しましたし、これ以外にありえませんでした。私は、花が大好きです。昔はそうでもなかったんですが、今はとても大好きです。生涯の中で、自分が輝くその瞬間を、堂々と誇らしげに生きる、そんな花たちが大好きです。美しさだけではない、何か心に訴えるものがあります。人の夢と書いて”儚い”と書きます。私は、花のように堂々と、その儚さの中を生きていきたい。そんな風に思います。

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4月5日 (土曜日) JRウォーキング

 今日は、JR九州が主催するウォーキングが、球磨村でも開催されました。
 「自然がぎゅっ! 棚田の里球磨村を訪ねて」という名のウォーキングコースです。
 天気にも気温にも恵まれ、絶好のウォーキング日和での開催となりました。

 一勝地駅から、球磨川を上流方向に歩き三ヶ浦地域へ。那良口から毎床へ上がります。そして野々原越
 えで一勝地地域へと帰って来て、一勝地温泉かわせみに寄った後、再び一勝地駅に帰るというコース。
 歩く距離は約12qのコースでした。

 当然、私たちも参加しました。本当は、歩きたかったのですが、そこはグッと堪えて、スタート地点で
 ある一勝地駅と、途中の松谷棚田展望所に分かれて移動。球磨村の農産物販売やお弁当販売、村のアピ
 ール等を行ってまいりました。球磨村のマスコットキャラクターである「球磨太郎(くまんたろう)」
 くんも、お出迎えに、写真撮影にと大忙しでした。

販売した農産物、というか山野草は、わらび・ふき・こごみ等… 銀杏も販売しました。やはり季節ものは大人気で、わらびなんかはあっという間に売り切れてしまいましたね。棚田展望所では、お茶所を設置し、たけのこや漬物を振る舞いました。たくさんの方に来ていただいて、本当に嬉しい限りです。気が早いですが、来年は、もっとたくさんの旬なものを揃え、また実際に調理して振る舞いたいな〜と思います。歩けなかったけれど、私たちも実際に参加したみたいで、とっても楽しかったです!!

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4月11日 (金曜日) 藤の花が開花しています

 今年も、藤の花が咲きました!! さんがうらには、2種類の藤の木が植えられていますが、白い藤の花が
 きれいに咲いています。紫の藤の花は、今ようやく芽吹き始めたところ。最近、暖かくなったおかげでし
 ょう。1月にばっさりと剪定してもらい、スッキリした藤の木。冬の間、成長を止めていても、春になれ
 ば元気になります。藤だけでなく、自然の草木というものは生命力が溢れていますね。新緑もずいぶん多
 くなりました。もうしばらくしたら、輝くばかりの新緑につつまれることでしょう。

 ここ数日、日中は陽気に包まれています。タケノコを掘りに行っても、汗ばむくらいの陽気。農作業をし
 やすく、気持ちのいい汗がかける季節となりました。ほほをつたう汗に、春の風が当り心地よい気持ちに
 させてくれます。

 一方で、日影に入るとまだまだ寒いこともあります。特に夜は、昼夜の寒暖差で風を引きやすくなってい
 ますね。夜、暑くなって布団をひっぺがしていた、なんてことも良くあります。大抵、寒くなって起きて
 しまうんですけれど。

花にはミツバチや熊蜂が飛び交っていますが、見てると可愛いですね。蜜を吸うのに一生懸命で微笑ましくなります。このハチたち、特に熊蜂ですが、大きな羽音を立てて飛ぶので少し怖くなりますが、人を襲うことはほとんどありません。巣を襲ったりすると話は別ですが。近くにいても頭の上をブンブン飛んでいるだけで何もしてきません。彼らは、蜜を吸うのが幸せなのです。邪魔してはいけません。ところで、熊蜂は、その名前のイメージからか、スズメバチと混同されることもあるようですが、全くの別物です。怖がらないでくださいね。あんなちっちゃくても、温厚だとか凶暴だとかがあるんですね。

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4月17日 (木曜日) タケノコ、悪戦苦闘中!!

 竹かんむりに旬、と書いて筍。そう、タケノコですね。春には欠かせない食材で、その美味しさは皆さん
 もご存知の事と思います。これ一つで、相当数の料理ができる上、高級食材としても使われることがあり
 ます。この季節、田舎ではその食材がいっぱい採れ、幸せな気分に浸れます。

 だがしかし、今年はその春の恵みに悪戦苦闘の毎日を送っています。
 採れる、採れないとか、もうそんな問題ではありません。昨年たしか紹介した「あっちでニョキニョキ、
 こっちでニョキニョキ」 そのレベルをはるかに超えてタケノコが増殖中なのです!!

 今年1月に、施設横の竹林が整備され、見晴らしが良くなったのは1月の「歳時記」でもご紹介しました。
 竹が乱雑に林立し、鬱蒼としていた山の斜面がばっさりと切られて、スッキリとした光景になりました。
 しかし、それゆえ、多数のタケノコが一斉に顔を出しているのです。

 切っても切っても、採っても採っても次から次へと出現するタケノコたち。もう、我々お疲れ気味です。

その様子は、山からたくさんの棘が飛び出したかのようです。まるで高度経済成長期の東京を早送りしているかのような、まさに高層ビルが次々に建っていくような、そんな感じ。写真を見てもらえたらわかるでしょうが、こんな状態のヤツがあるのです。我々も一生懸命採取に励んでいはいるのですが、間に合わない。これは、もうね、地獄から噴き出る火柱ですよ。まさに拷問です。ちょっとひどい言い方になってしまいましたが、そんな気持ちになる位、悪戦苦闘中の毎日なのです。ま、そうは言っても美味しい食材であることには変わりはないので、頑張ってお客様に振る舞ったりするのに使っていこうと思います。まだ、しばらくの間は、対タケノコ戦争が続きそうですね。そろそろ今年も、自宅から「MY山鍬」持って来なくてはならないでしょう。成敗してやります!!

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4月25日 (金曜日) 紫の藤の花が開花しました!!

 「さんがうら」の藤棚、白い藤に遅れること約2週間。ついに紫の藤の花も開花しました!!

 いやあ〜、良かった良かった!! ちょっと切り過ぎたんではないかと思っていたのですが、無事に咲いて
 くれました。白い藤はもう花が散り始めているので、熊蜂くんも一安心でしょう。

 この紫の花は、下に向かって花を咲かせます。白いのは上の方に咲いて行きます。三ヶ浦地域は、気候が
 変わりやすいのか(自分ではそうは思いませんが)、年に3回から4回ほど藤の花が咲きます。もちろん、
 全てが咲くわけではありませんが、勘違いして花を咲かせるのもいます。

 また、マメ科ですので、暖かくなって枝を伸ばし始めると、異常な速度で成長していきます。根っこも強
 く、少々の障害物なら押しのけてぐんぐん根を張って行きます。気がつけば、いたる所から根や枝が出て
 くる展開に…… 足を引っかけると転んだりして危ないので、適度な剪定が必要になってきます。
 植物の生命力とは凄いものだと、思い知らされます。

もうそろそろ5月になります。さんがうらの周りは、輝くばかりの緑に包まれました。日の光に照らされると、若葉が目にも鮮やかな新緑の輝きを見せてくれます。飛び交う鳥も虫たちも、動物たちも、にわかに活気づいています。大地、そして自然の生命力をまざまざと見せつけてくれる季節。朝は心地よい春色の風を吹かせ、昼は初夏の陽気を感じさせる季節。暗闇に包まれる夜でさえも、なんだか不思議なほど元気を感じます。そして元気になるのは、我々人間だって同じですね。アクティブに活動できる季節になりました。今度の季節は、今までにやったことがないことに挑戦しよう、そう思う今日この頃です。

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