6月より始まりました「さんがうら歳時記」です。さんがうらでは四季折々の花が咲き、様々な生き物たちが顔を
のぞかせてくれます。ここでは、そんな田舎ならではの風景や出来事を紹介していきたいと思います。

9月1日(土曜日) 物産品・特産品販売場

 さあ、遂に9月に入りました。球磨村は朝夕はずいぶんと涼しくなりました!! 真昼はまだまだ暑いですが、
 それでも一歩一歩秋の足音が聞こえてきました。

 秋といえば、「実りの秋」!! 当施設でも様々な秋ならではのグリーンツーリズムが体験できます。
 今、最も旬なのが「梨狩り」ですね。その梨を使った「梨ジャム」や「梨パイ」つくりも人気の体験です。
 もうしばらくしたら、「栗拾い」ができますし、「コンニャクつくり」もそろそろです。

 施設のイベントでは、9月23日に「棚田まつり」を行い「コンニャクつくり体験」や、オリジナルの「かかし
 つくり体験」「棚田写真撮影会」を行います。10月には「稲刈りと掛け干し体験」、11月には「収穫祭」
 と、食の体験がもりだくさん!! 秋ならではのイベントたちです!! ぜひ、遊びにきてください!!

写真ですが、ここは施設内にある物産品・特産品売り場です。球磨村で採れた様々な食材を使い加工されたオリジナルの食品や、地元の方が作っている乾物類
を販売しています。通年置いてあるものもあれば、季節ごとに旬なものも販売しています。すべて球磨村育ちです。自慢の品々ばかりなので、当施設へ遊びに
来られた際は一度立ち寄ってみてください!!

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9月4日 (火曜日) 一勝地官行製材所跡地

 この施設の前身、一勝地第2小学校は閉校までに135年の歴史を刻んできました。しかし、この学校が創設当
 時からこの場所にあったわけではありません。ここは昔、国営の製材所でした。その製材所(後に民営化して
 います)が役目を終え、閉所した後に、近くにあった学校を移転させたのです。旧正門横に当時の事が記され
 ています。

 それがこれです。ここには次のように記されています。
 「明治37年〜38年の日露戦争後、日本政府は財政再建のため歳入財源の増収をはかり、人吉営林署内白浜の
 国有林に着目し、一勝地松谷に製材所を設置しました」

 この松谷の他には、青森・秋田・高知にも開設し、計4か所が国営製材所となったようです。
 樹齢200年、直径1.5メートルの樅(モミ)や栂(ツガ)等に着目したとの事。いかに良質の木材があった場所
 だということがわかりますね。

 そしてここに奥の山から木材を運んできていた道が、トロッコ道です。当施設のイベントや、ウォーキングで利用されているあのトロッコ道です!! ですか
 ら、ウォーキングのスタート地点もこの施設というわけです。長い歴史の中で人々に忘れ去られつつあったこのトロッコ道。再び日の目を見る機会を与えて
 下さったのは、村の農業振興アドバイザーの鈴木康夫東海大学教授です。昨日・今日は、その鈴木教授が来られています。また、関係者の方もお泊りになら
 れて、いろんな面白いことをされています。これは、後日「来館者スナップ」でアップしますので、ぜひ見てください!!

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9月6日 (木曜日) 藤棚横のゴーヤ

 藤棚の横に、ゴーヤのつるが伸びています。ネットを張っており、それを蔦って伸びています。
 夏場は、グリーンカーテンとしても活躍してくれたこのゴーヤ。花壇に植えていますが、ゴーヤの他にも
 キュウリやオクラ、カボチャ、里芋などを植えています。
 キュウリやカボチャはもうそろそろ終わりですね。里芋の収穫はまだまだ。

 ところで、このゴーヤですが以前は「ニガウリ」と言っていましたね。最近の沖縄ブームによって、「ゴー
 ヤ」という呼び方が一般的になりました。しかしこの2つ、微妙に違いがあります。

 九州で栽培されていたものは、細長く苦みが強いです。一方、沖縄産は太くて苦みが穏やか。
 前者を「ニガウリ」と呼び、後者を「ゴーヤ」と呼ぶのが一般的な分け方ですね。
 正式名称は何か調べてみると、何々…標準和名「ツルレイシ」ですと。 知らんですなぁ。

ゴーヤの食べ方はいろいろありますが、代表的なのはやはり「チャンプルー」か。私事ですが、この「チャンプルー」、我が家ではソーメンを入れています。
これがなかなか美味しいんですよ!! 夏のソーメンの余りものや初盆の引き物でいただいたソーメンなど、家に食べていないソーメンはありませんか?あれば
是非おためしくだされ!! 昼はまだまだ暑いです。ゴーヤの力を美味しくいただいて、夏バテを吹き飛ばしてしまいましょう!!

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9月8日 (土曜日) 記念碑

 今日の天気予報は雨のはずですが現在は晴れています。気持ちいいので外に出て写真など撮ってみました。
 いや〜、澄んだ青空がきれいですよ!! ここは、旧正門近くから映したものです。
 7月30日の「歳時記」でも紹介した校訓の「明るくたくましく」の石碑も見えますね。

 左に映っているのは、「閉校記念碑」です。校章・校歌、そして碑文が刻まれています。
 その奥に見える石碑は「創立100周年記念碑」。一番奥の建物は体育館です。

 歴史の長さが実感できる場所ですね。校歌の碑には、「友2百」と刻まれています。
 かつての卒業生の方に話を聞いたら、当時は全校生徒で250人以上いたそうです。

 山々に囲まれた農村の中にある学校にそんな数の生徒がいたとは、今では信じられない話でしょう。

しかし月日が経ち、遂に閉校(廃校ではありません)を迎えてしまいました。全国各地でも児童・生徒が少なくなり、学校の統廃合が進んでいるようです。
この学校は、田舎の体験交流館「さんがうら」という新たな息吹を吹き込まれました。それはとても幸せなことです。でも一番幸せなのは、たくさんの人に来
てもらって賑やかな声が聞こえる時なのかな、と思います。やっぱり、学校ですからね!!

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9月10日 (月曜日) サルスベリの花

 最近、天気予報が大ハズレします。おとといは、降水確率80〜90%で快晴。昨日もハズレで快晴でした。
 崩れるのは決まって夕方からで肩透かしをくらう日々が続いています。

 さて、今日はサルスベリの花です。おとといの歳時記に紹介した石碑群にも映っています。
 よく見るとわかりますが、「明るく たくましく」の校訓の碑の上方に見えるのがこのサルスベリです。

 有名なのでご存知の方も多いと思います。花は8月頃の開花で色は濃い紅色か白色。長いこと花が咲いている
 ので「百日紅」とも書きますね。公園なんかではよく見かける木です。

 「サルスベリ」というくらいだから、サルは登れないんだろうと思ってしまいますが、普通に登ります。
 幹がスベスベしていますから、そういう風に感じるのでしょう。

でも、こんな有名な草木もあれば名前も知らない草木もいっぱいあります。雑草なんかは特にそうです。しかし、かの昭和天皇はこう仰られたそうです。「雑
草という名の草はありません。それぞれに名前があります。」と。なんと素晴らしい言葉でしょうか!! 自然を愛した昭和天皇らしいお言葉です。自然と接す
る機会の多い私たちも、このような心で自然と向き合わなければなりませんね。

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9月11日 (火曜日) トロッコ道スタート地点より

 今日は実は、休館日です。ちょいと用事があって施設へと来ました。
 いつもは新しい道を通って来ていますが、今日は久しぶりに旧道を通ってみました。

 どちらから来ても施設へとたどり着きますが、この旧道の方は施設の裏手に出てきます。
 この写真は旧道から施設へと続く道を撮ったものです。木々の間から当施設が見えますね。

 暗くて少し寂しげに感じますが、以前はこの道しかありませんでした。
 新道が出来てからはこの道を通る車は減少したようですが、近くの松谷地区の方々にとっては今も重要な生
 活路線として利用されています。

 この周りで小枝を拾ったりします。バーベキューの炊きつけ用に使ったりする小枝ですね。

施設から続くこの道。ここがトロッコ道のスタート地点になります。ということは、昔山々で伐採された木々はここへ到着したわけですね。今はレールの跡もありませんがその雰囲気を十分に味わえます。現在の終点「ゴアン」まで片道3キロ。途中の水飲み場までは1.5キロです。本当はもっと長いのですが、遺構と化していましたので全線整備はされていません。もし全線開通したら12キロ以上になるそうです。往復24キロ!! ハーフマラソン以上の距離ですね!!

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9月15日 (土曜日) 草刈り

 今日の午前中に草刈りをしました。いやはや、伸びるのが早いですね。この間草刈りしたかと思えば、もう
 伸びています。大自然の中にある施設ですので仕方ありませんが。グラウンドの裏はすぐ山ですし、田んぼ
 に囲まれています。緑豊かなのはとても良いことなのですが、草刈りが激しく忙しいのが難点です。

 草刈りは、午前中にするのがいいですね。草が水分を蓄えていて茎がシャキシャキしてよく刈れます。
 日が照った夕方なんかは、草自体が疲れてしおれていますので朝ほどはスムーズに刈れません。

 作業中には、いろんな生き物が現れます。カエルにバッタ、コオロギなどなど様々な虫や動物がいます。
 みんな慌てて逃げていきます。遠くに退避するのもいれば、ちょっとだけ移動して様子をうかがうのもいま
 す。みんなそれぞれに個性があって見ていて面白いですね!!
 ちっちゃくてもみんな一生懸命に生きています!! 

明日はどうやら外での作業はできそうにありません。大型の台風が接近しているからです。現在の予報では、暴風域と強風域の境目位が通過するようです。超大型の台風らしく各地で大きな被害が予想されます。心配でなりません。今日、明日でご来館になるお客様の事。来月稲刈りを迎える、みんなで植えた施設の田んぼの事。我が家の事も、もちろん球磨村の事もです。どうか、大きな被害がでませんようにと願うばかりです。

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9月16日 (日曜日) いのしし対策の防護ネット

 まだ今のところ台風はやってきていません。ですが、どうやら強風圏からは逃れられそうにもありません。
 ただ今夕方の4時すぎたところですが、だんだんと風がでてきました。今夜から明日の明け方にかけて九州西
 部を通過していくようです。風が強い東側エリアが通過していきます。とても心配でなりません。

 さて左は、水田にいのしし対策の防護ネットを張っている写真です。
 いのししの子といえば「ウリ坊」ですね。最近巷で「可愛い」などといわれていますが、見た目に騙されて
 はいけません。水田の収穫前の米を食らい、畑を荒らしまくる奴らです。一生懸命生きているのはわかりま
 すが、それでも手塩にかけて育てた稲や野菜をむざむざとくれてやるわけにはいかんのです。

 第一、田んぼを荒らされたら、稲に泥がついてまずくなります。農家の収穫量は減り、収入も減ります。
 良いことはひとつもありません。

最近は野生動物もずいぶんグルメになりました。サル、鹿、いのしし…。里にまで下りてきて田畑の作物を食らいます。特にサルはたちが悪く、ひどい目に合います。この三ヶ浦地区ではサルは見かけませんが球磨川の右岸側はサルの群れが多く、毎年被害が出ています。鹿やいのししは対策次第で凌げますが、サルは中途半端に知恵があるので大変!! 泥棒と同じです。 やはり、負けてはおれんですなぁ!!

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9月17日 (月曜日) 台風、その後……

 台風が通過しました。16日の21時過ぎから風が強くなりはじめ、時折唸り声を上げるかのように強風が吹き
 ました。明け方には弱まりましたが、不安な一晩を過ごしました。朝6時、恐る恐る施設の田んぼを見に行
 くとなんと!! そこには、元気に穂を揺らす稲の姿がありました!!

 みんなで手で植えた苗は強く成長してくれました!! 下の方に少し倒れているような箇所が見えますが、折
 れてませんし、泥にもまみれていません。きっとすぐにまっすぐ立ってくれることでしょう。

 一方、機械で苗を植えた水田は、多少のダメージを受けました。ですが、これもまた踏ん張ってくれていま
 した。倒れていそうで倒れていない。やはり折れていないので元気になってくれると思います。

 一番ダメージを受けたのは、成長の速かった「香米」ですね。これはすこし様子をみないとわかりません。
 ただ、すべてではなく一部が倒れていただけなので随分頑張ってくれたんだなぁ、と思います。

今回は、台風の通過角度に助けられた気もします。東から南へ当施設を囲むようにそびえる裏手の山々が強風を抑え、この施設自体も壁の役割を果たしてくれ
ました。(当施設は、建物の端と端がほぼ真東と真西になります。)この写真は、午後3時頃に撮影したものです。天気が不安定な中、一瞬の日の光に照らされ
て黄金色になりつつある稲が輝いていました。ざわざわと風に揺れる音としっかり立ったその姿は、なんだか誇らしげに見えました!!

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9月20日 (木曜日) 敬老会

 今日は当施設の体育館において、11時より敬老会が催されました。主催は球磨村役場です。
 この会場では、三ヶ浦地区にお住まいの方で満75歳以上の方が対象です。
 しかし、今のご時世、75歳といえばまだまだ元気な年齢ですね。今日、表彰を受けられた方々もとっても
 お元気でした!!

 式典後は、様々な催し物がありました。清流会による三味線演奏。保育園の子供たちによる和太鼓の演奏な
 どなど… みなさん、お食事されながら楽しまれていたようです。

 最後は、お馴染み?の「三ヶ浦音頭」で締め。地元の方が中心になり、体育館を一周しました。
 三ヶ浦、そして球磨村の礎を築いてこられた方たちばかりです。いつまでも元気でいてほしいと思います。
 そして朝早くから準備されていた地元のみなさん、球磨村役場のみなさん、本当にお疲れ様でした!!

さて、昨日から彼岸入りしましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われますが、昨日から急に朝夕は涼しくなりました。朝は寒くてタオルケット1枚では辛いです。お昼も風が気持ちよく過ごしやすいですが、日影に入ると少し寒いくらいでした。この季節は気温の寒暖差によって体の調子を崩しやすくなりますね。みなさんも体には気を付けてお過ごしください。

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9月21日 (金曜日) みんなの家

 今日は、ポカポカ陽気です。外で横たわっていると、すぐに眠たくなってしまうくらい気持ちのいい天気で
 す。「あ〜、秋なんだな〜」と実感する瞬間ですね。耳を澄ませば、夏の間施設の周りで鳴いていたセミの
 鳴き声が聞こえなくなり、変わって秋の虫の声が聞こえるようになりました。

 今日は、この「みんなの家」をご紹介します。

 運動場の遊具の奥にある建物です。夏は木々の緑に覆われていますので見落としがちです。
 夏の間に当施設にお越しいただいた方の中にも、気づかなかった方がいらっしゃるかもしれません。

 実はこの建物、卒業記念で造られたものなんです。しっかりとした造りで、天井にはいろんな個性的な絵が
 描かれています。学校の下から風が吹き上げてくると、とても気持ちいいです。自然のグリーンカーテンが
 日差しを遮ってくれますから、夏でも涼しい場所ですね。

描かれた絵には造った子供たちのいろんな思いが詰まっています。この建物から校舎を眺めると、運動場から校舎全体が一望できます。体育館へと行く子供たちも見えたでしょう。なるほど、ここからだったらみんな見えるし、憩いの場にもなりますね。閉校する前は、きっと賑わっていた場所に違いありません。遊具を点検し、ちょいと休憩していたら、賑やかだったころの学校の様子が少しだけ見えた気がしました。

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9月22日 (土曜日) 秋分の日 お彼岸の中日

 秋分の日です。秋の彼岸の中日ですね。施設の周りにも彼岸花が咲いています。なぜかこの時期に咲く彼
 岸花。不思議です。みなさんも、お彼岸の法要や御萩つくりで忙しいのではないでしょうか?

 お彼岸は仏事です。これを説明するとなると、歳時記の文章数では足りませんので書きません。
 私事ですが、我が家は浄土真宗のお寺の檀家で、昔はお寺の坊主になるのが夢でした。
 ですからものすごく語りたい気分なのですが、泣く泣くヤメることにします…。

 詳しく知りたい方は、インターネットで是非調べてみてください。「彼岸」だけでなく、「此岸」や、
 「十万億仏国土」「西方極楽浄土」「六波羅蜜(ろくはらみつ)」でも検索すると、よりわかるかも。

 日本には、色濃く仏事の行事が残っていますので、この機会に学んでみてはいかがでしょうか?

今日、九州一円は涼しいというよりはむしろ寒いですね。朝の天気予報では、北海道の最高気温は24℃。対して鹿児島は23℃。北海道より寒いとはこれいかに? 今こちらは雨が降っていますが、日が明けたら晴れの予報です。そして明日は、月イチの催事「さんがうら棚田まつり」です!! 早いところでは、稲刈りも始まりました。秋色に染まり始めた三ヶ浦をお客様と共に楽しみたいと思います!! 

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9月24日 (月曜日) とびしゃご

 昨日は9月のイベント「さんがうら棚田まつり」でした。いろんな地域から参加していただきました。
 地元の方の協力もあり、無事に終えることが出来てホッとしております。
 イベントに来て下さったみなさん、ありがとうございました!!
 詳しくは、トップページの速報版と、「田舎体験記」の詳細版にてご覧ください!!

 今日は、これ!! 鳳仙花ですね。写真にハチ君が映っているのが見えますか?
 かなり粘って撮影に挑みましたが、私の腕が悪くこれが精いっぱいでした。トホホ……

 いろんな虫たちが、蜜を求めて飛んできています。花から花へと忙しく飛び回っている姿は微笑ましいで
 すね。かと思えば、羽を休めにとまりにくる虫たちも。撮影時は、蝶々も羽を休めたりしていましたよ。
 

 この時はすでに夕方でしたが、人間と違いまだまだ虫たちは元気。頑張っています!!

さて、今日の表題の「とびしゃご」。聞きなれない方もいらっしゃると思います。実は九州の中部、特に宮崎県や熊本県では鳳仙花のことをこう呼ぶのです。とは言っても、若い世代は「とびしゃご」とは言わず普通に鳳仙花と呼ぶことの方が多いようですね。しかし、方言も文化の一つ。こういうのも継承していかなくてはならないと思います。「とびしゃご」の意味ですが、字数が足りなくなってきたのでまた今度。実はとっても単純ですよ!!

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9月26日 (水曜日) 雲海に包まれた球磨・人吉の盆地

 今日はまず、先日アップした「とびしゃご」の説明を…。鳳仙花の種が飛び散る様子からこう言われてい
 るんです。漢字にすると「飛砂(とびさご)」。それが訛って「とびしゃご」です。明快ですね。

 さて、この写真。今日、施設へと向かう途中に撮ったものです。場所は、写真つきおすすめルートでも紹
 介している絶景スポットです。見事な青空とまぶしい太陽、そして球磨の平野を包む雲海!!

 素晴らしい眺めですね!! 右側に少しだけ見えているのは紅取山。人吉市にある山です。太陽の下に見え
 ているのは、あさぎり町にある標高1417mの白髪岳。左側にはうっすらと熊本第2の頂、標高1721mの
 市房山が見えます。写真には写っていませんが、左手には五木の山々が盆地を囲んでいます。

 たゆたう雲が幻想的で不思議な感覚にとらわれてしまい、しばらくの間ぼ〜っと眺めていました。
 秋の涼しい風が吹き抜けて、心まで爽やかな気分になった朝の出来事でした。


雲海を突き抜ける瞬間。それは三ヶ浦の大無田という地区から大久保地区へと変わる付近で起こります。視界が急に開けて青い空が目に入ってきます。何度体験してもこの瞬間はちょっぴり感動してしまいますね。撮影したこの場所以外にも実はたくさんのおすすめポイントがあります。そんな秘密のスポットも少しずつ紹介していきたいと思っていますので楽しみにしていてくださいね!! う〜ん、今日もいい天気!! 最高です!!

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9月27日 (木曜日) 今朝の大無田地区の風景

 今日も快晴。秋晴れが続いています。そして一日の気温差が激しい季節になりました。
 日中は暑く、まだ30度近くまで上昇しますが、夜は15度以下に下がります。
 体調を崩しやすい時期でもありますが、この寒暖差が球磨・人吉地域に与える恩恵は計り知れません。

 何といっても濃い霧が発生します。その回数は年間100日以上。人吉が「霧の都」といわれる所以です。
 本家であるロンドンの「霧の都」が大気汚染だったのに対し、この地域はあくまで自然現象です。

 急激な寒暖差による放射冷却と山々に囲まれた盆地という地形がこの現象を生み出します。昼近くまで霧
 がかかっていることも珍しくありません。

 そして、この良質の水分を含んだ霧がこの地方で栽培される稲や野菜を美味しくしているのも事実の一つ
 なのです。かの司馬遼太郎も「街道をゆく」の「肥薩のみち」で触れています。

上の写真は、霧が晴れた後の大無田地区の風景です。すっかり秋ですね。左に見えるのは栗の木です。道端には花が咲き、行き交う人の心を和ませてくれてい
ます。これから里の山々は、衣替えをしながら徐々に自分を美しくしていきます。晩秋を彩る、それぞれに個性ある山々の美の共演まであと少し。また一つ楽しみが増えましたね!!

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9月30日 (日曜日) 旧正門脇の道

 台風17号が東側を通過しています。現在は吹き返しの風が吹いており、不安定な天候です。
 こんな時は水田の稲のことが心配で不安になります。時折、ヒュルルルと強い風が吹くたびに山々の木々
 たちがざわめき、落ち葉が舞い落ちています。

 写真に映っている場所も今そんな感じですね。ここは旧正門横の道になります。左側には桜の木が植えら
 れており、春になると桜吹雪の舞う美しい道になります。木枠で造られた看板は、以前に紹介した(9月
 4日)「一勝地官行製材所跡地」の説明板ですね。この写真の左側の棚田に、水田があります。

 今年の春、この道を通った時には不思議な感じがしたものです。向こうから歩いて来ると、桜通りの前に
 体育館が見えます。木々の間からは春の息吹を吹き込まれた山々と、のどかな田園風景に包まれた川向の
 集落が見えました。そして、棚田から吹き上げる風が桜を散らして花吹雪が舞っていたのです。

 静かに佇む学校からは、今にも児童たちが飛び出してきそうな、そんな不思議な感覚でした。

さて!! 今年は例年に比べて涼しくなるのが早かったせいか、山々が色づき始めるのが早いようですね。施設の周りの木々も秋模様に変わってきています。この桜通りも見ての通り、色が変わり始めました。こういった風景写真も次々に紹介したいと思っています。山々に囲まれた自然の美しさや恵みを見て楽しんでいただけたら、と思います。

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